高専祭は、高専生活の中でも特に盛り上がるイベントの一つです。模擬店で食べ歩きをしたり、ステージ企画を見たり、友達と校内を歩き回ったりと、毎年楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
そんな私が高専生活を振り返って思うのは、「もっと積極的に企画へ参加すればよかった」ということです。
「ステージに立つのは恥ずかしい」「目立つのは苦手」と思っていた私ですが、実際に参加してみると、高専祭は見るだけでなく、参加することで何倍も楽しくなるイベントでした。
今回は、私が5年間の高専生活を通して感じた、高専祭をもっと楽しむためのポイントを紹介します。
高専祭は「運営する側」も面白い

高専祭というと、模擬店やステージ企画、お化け屋敷など、お客さんとして楽しむイベントというイメージが強いかもしれません。
もちろん、それだけでも十分楽しいのですが、高専祭は多くの学生がそれぞれの役割を持って運営しているイベントでもあります。
私自身、実行委員として中心になって運営していたわけではありませんが、環境美化委員として高専祭に関わったり、企画運営のお手伝いをしたり、交通整理のアルバイトを担当したりと、さまざまな立場から高専祭を経験してきました。
実際に運営する側になってみると、普段は見えていなかった高専祭の裏側が見えてきます。
会場をきれいに保つ人、安全に来場者を誘導する人、企画がスムーズに進むよう準備をする人など、多くの人が協力しているからこそ、高専祭は成り立っています。
また、準備期間には学科や学年を越えて交流する機会も増えます。普段はあまり話すことのない先輩や後輩、先生方と関わるきっかけになることも、高専祭ならではの魅力だと感じました。
運営側になると自由に高専祭を回る時間は少なくなりますが、その分、「自分も高専祭をつくる一員なんだ」という達成感を味わうことができます。
高専祭は楽しむだけのイベントではありません。
少しでも運営に関わってみることで、今までとは違った視点から高専祭を見ることができ、より思い出に残るイベントになると思います。
高専祭では「経営」も学べる

高専祭の魅力は、お祭りを楽しむだけではありません。
実は、高校の文化祭とは少し違い、「経営」を体験できることも高専祭ならではの特徴だと思います。
模擬店を出店する団体は、材料の仕入れから価格設定、販売方法まで自分たちで考えます。もちろん、売上が多ければ利益が出ますが、思うように売れなければ赤字になってしまうこともあります。
「どの商品なら買ってもらえるだろう。」
「価格はいくらがちょうどいいだろう。」
「どうやったらお客さんに興味を持ってもらえるだろう。」
このようなことを考えながら準備を進める姿を見ていると、高専祭は一日限りのお祭りというだけではなく、小さな会社を運営しているようにも感じます。
また、熊本高専八代キャンパスでは、飲食店だけでなく、ハンドメイド作品の販売や、リベラルアーツの授業で取り組んだ地域活動の展示・販売など、学生一人ひとりの個性が生かされたものが 多くあります。
歩いているだけでも、「こんなことをやっている人がいるんだ」と新しい発見があり、毎年違った楽しみ方ができるのも高専祭の魅力です。
私は毎年、「せっかくなら一つは買おう」と決めて高専祭を回っています。
学祭価格ということもあり、普段より少し高く感じることもありますが、そのお金は学生たちの活動を応援することにもつながります。
高専祭は、お客さんとして楽しむだけでも十分面白いイベントです。しかし、「どんな工夫をして販売しているのかな」という視点で見てみると、また違った面白さを発見できるかもしれません。
そして、私が密かにおすすめしたいのが夕方の時間帯です。
閉会が近づくと、「売り切りたい!」というお店が値引きを始めることがあります。人気商品が安く買えることもあるので、昼間に一度会場を回り、夕方にもう一度模擬店を巡るのも高専祭ならではの楽しみ方です。
恥ずかしがらずに、企画へ参加してみよう

高専祭では、模擬店や展示だけでなく、クイズ大会やスポーツ企画、ゲーム大会など、学生が楽しめるさまざまな企画が用意されています。
私は低学年の頃、企画を見て「面白そうだな」と思うことはあっても、実際に参加することはほとんどありませんでした。
「目立つのは少し恥ずかしい。」
「知り合いが見ていたらどうしよう。」
そんなことを考えてしまい、一歩踏み出せなかったのです。
しかし、高専生活を送る中で少しずつ考え方が変わりました。
友人に誘われてクイズ大会へ参加したときのことです。
「どうせすぐ負けるだろう」と思いながら参加したのですが、予想以上に盛り上がり、結果はなんと同率2位。
最後はじゃんけんで負けてしまい3位でしたが、それも含めて今では良い思い出になっています。
また、水鉄砲を使った企画にも参加したことがあります。
結果は見事にフルボッコ(笑)。
びしょ濡れになりながら逃げ回るだけでしたが、それでも終わった後は「参加してよかった」と心から思えました。
こうした経験を通して気付いたことがあります。
企画は、上手くやることが目的ではありません。
その場を思い切り楽しむことが一番大切なのです。
まとめ
高専祭は、模擬店や展示を見て回るだけでも十分楽しいイベントです。しかし、企画に参加したり、運営に関わったりすることで、楽しさはさらに大きくなります。
私自身、高専生活を振り返ると、「もっと早く積極的に参加しておけばよかった」と思うことがたくさんあります。最初は恥ずかしいと感じるかもしれませんが、実際に参加してみると、周りは意外と自分のことを気にしていません。失敗したとしても、それも高専祭ならではの思い出になります。
今年の高専祭では、ぜひ「見る側」だけでなく、「参加する側」にも挑戦してみてください。きっと今まで以上に、高専祭が楽しいイベントになる











