私が本当にやってよかったこと5選

高専生の長い夏休み、何する?

「高専の夏休みって長いよね。」

そんな話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

実際、高専の夏休みは約2か月あります。

長い休みだからこそ、「何をしようかな」とワクワクする一方で、気付けば家でゲームをしたり、動画を見たりして終わってしまうことも少なくありません。

私自身、高専1年生の頃は「夏休みなんてまだまだある」と思って過ごしていました。

しかし、5年間の高専生活を振り返ると、「あの夏休みに挑戦してよかった」と思える経験がたくさんあります。

アルバイト、ボランティア、旅行、学外イベント、インターン。

どれも当時は「なんとなくやってみよう」と思って始めたことでしたが、その経験が今の自分につながっています。

今回は、高専生活を振り返って、本当にやってよかったと思うことを5つ紹介します。

① アルバイト

おすすめ度:★★★★★

「自由に使えるお金」は、自由な挑戦につながる

私がアルバイトを始めたのは、高専1年生の夏休みでした。

もしアルバイトを始めようと考えているなら、私は長期休暇から始めることをおすすめします。

学校が始まってから初めてアルバイトをすると、授業やレポートとの両立に苦労することがあります。しかし夏休みなら、仕事を覚えることに集中できるため、学校生活が始まってからもスムーズに続けることができます。

私は週4日ほど働き、現在まで約5年間アルバイトを続けています。

時給は約1,000円ですが、夏休みはシフトを増やすことで、1か月で約8万円、夏休み全体では約15万円稼ぐことができました。

そして、そのお金で旅行へ行くことが私の一番の楽しみになっています。

趣味でも、旅行でも、課外活動でも、何をするにもある程度のお金は必要です。

だからこそ、「今の自分にはまだ必要ない」と思わず、時間に余裕のある夏休みにしっかり働いておくことをおすすめします。

数年後、きっと「あのとき頑張ってよかった」と思えるはずです。

② ボランティア

おすすめ度:★★☆☆☆

学校の外でしか学べないことがある

ボランティアも、夏休みだからこそ挑戦しやすい活動の一つです。

学校から募集されるものはもちろん、地域団体や自治体、NPOなども夏休み期間中は多くのボランティアを募集しています。

私が初めて参加したのは、学校から紹介された宿泊を伴う小学生向けイベントの補助スタッフでした(青少年教育機構の法人ボランティア

数日間、小学生と一緒に生活しながら活動をサポートしたのですが、一番印象に残っているのは、子どもたちの成長でした。

最初は自分のことだけで精一杯だった子どもたちが、日が経つにつれて友達を思いやるようになり、自分から行動するようになっていく。

その変化を間近で見ることができ、「人はこんなにも成長できるんだ」と感じると同時に、「自分もまだまだ成長できる」と思えました。

最終日に子どもたちから笑顔で「ありがとう」と言ってもらえたことは、今でも忘れられません。

現在では、学校以外にもSNSで見つけた地域のごみ拾いや環境調査などのボランティアにも参加しています。

まずは学校の募集から始めてみて、慣れてきたらSNSなどで探してみるのもおすすめです。

③ 旅行

おすすめ度:★★★★☆

高専生だからできる「9月旅行」

高専生だからこそ楽しめることの一つが旅行です。

高専は高校よりも夏休みが長く、多くの学校では9月上旬まで休みがあります。

この時期は一般的な夏休みが終わっているため、飛行機やホテルが比較的安くなります。

私も最初は不安だったためANAを利用して旅行していましたが、閑散期であれば12,000円程度で飛行機を利用できることもあります。

また、JALの「JALカードスカイメイト(25歳以下向け運賃)」などを利用すれば、1万円以下で移動できることもあり、学生にはとてもおすすめです。

私はお城巡りが好きなので、姫路城、大阪城、名古屋城など、全国のお城を訪れました。

夏休み明けの平日は観光地も比較的空いているため、ゆっくり見学できるのも魅力です。

ただし、閑散期は営業していない施設もあるため、事前に営業時間を確認することをおすすめします。

④ 学外イベント

おすすめ度:★★★★☆

一歩踏み出すだけで、世界は広がる

私が一番おすすめしたいのが、学外イベントへの参加です。

夏休みには全国各地で、ビジネスコンテスト、アントレプレナーのイベント、地方創生イベントなど、さまざまなイベントが開催されています。

参加費が無料のものや、交通費・宿泊費まで支給されるものも少なくありません。

私はほとんどのイベントをSNSで見つけました。

最初はなかなか見つかりませんでしたが、探し続けるうちにおすすめ欄にイベント情報が表示されるようになり、参加できる機会がどんどん増えていきました。

イベントでは、自分とは違う考え方を持つ高校生や大学生、社会人と出会うことができます。

「こんな活動をしている人がいるんだ。」

「こんな生き方もあるんだ。」

そんな出会いは、自分の視野を大きく広げてくれました。

さらに、その経験は次のイベントの選考でも評価されることが多く、新しい挑戦へとつながっていきます。私は昨年度「鯖江市地域活性化プランコンテスト」とUR都市機構の「キモチ、あつまるプロジェクト」に参加させていただきました。

どちらも全国各地から様々なバックグラウンドを持った学生が集まりいろんな視点で議論することができて本当に有意義な時間になりました。

ただし、参加する際は、主催団体や後援企業、開催実績などを確認し、先生や保護者など信頼できる大人に相談してから応募することをおすすめします。

また、学外イベントだけでなく、学校で紹介されるイベントや学校主催の講演会、企業説明会などにも積極的に参加することをおすすめします。

こうしたイベントに参加することで、普段授業ではあまり関わる機会のない専門科目の先生方と話すきっかけが生まれます。

先生方はそれぞれの専門分野で多くの企業や大学、地域団体とのつながりを持っているため、自分では見つけられなかったイベントやプログラムを紹介していただけることもあります。

高専には、皆さんが思っている以上に多くのチャンスがあります。そのチャンスに気付くためにも、まずは学校内外を問わず、「面白そう」と思ったイベントには積極的に参加してみてください。

⑤ インターン

おすすめ度:★★★☆☆

「働く」を知る最高の機会

就職を考えている4年生には、ぜひインターンへ参加してほしいと思います。

私は1社だけの参加でしたが、それでも得られたものは非常に大きかったです。

実際に社会人と一緒に働くことで、自分に足りない力や、これから伸ばしたい力が明確になりました。

また、普段はなかなか話す機会のない社会人から直接アドバイスをいただけることも、インターンならではの魅力です。

就職活動だけでなく、その後の学生生活にも良い影響を与えてくれる経験になると思います。

もし高専1年生の自分に会えるなら

もし、夏休み前日の高専1年生の自分に会えるとしたら、私は迷わずこう伝えます。

「旅行へ行こう。」

「イベントへ参加しよう。」

1年生の頃は、イベントへ参加する意味が分からず、家で過ごす時間も多くありました。

しかし、実際に参加してみると、自分とは違う価値観を持つ人たちと出会い、「こんな世界があるんだ」と刺激を受ける毎日でした。

その経験は勉強へのモチベーションにもつながり、新しい挑戦をする勇気も与えてくれました。

高専生活は自由度が高いからこそ、自分で選ぶことができます。

アルバイトでも、旅行でも、ボランティアでも、イベントでも構いません。

大切なのは、「今年の夏休みだからできた」と思える経験を一つでもつくることです。

きっと数年後、高専生活を振り返ったとき、「あの夏、行動してよかった」と思える日が来るはずです。

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さら熊本高等専門学校 八代キャンパス / 化学・物質系 / 本科5年生

高専プラス学生サポーター/熊本高専所属/大学編入志望/発酵を科学するコンテスト挑戦中/アニメ